「『聞こえにくい』を『楽しめる』に変えるAIの力

AIとの日々

字幕に頼る生活から考えること

最近の映像は、若手俳優さんのセリフが吐息まじりで聞き取りにくく、字幕が欠かせなくなりました。
日曜の記事では「字幕つきでないと作品を避けてしまう」という悩みを書きましたが、実はそれだけではありません。
よく観察していると、俳優さんの表情そのものも薄くなっているように感じます。

昔は、表情ひとつで感情が伝わってきたものです。
ところが最近は、映像の感情表現をBGMが補っている場面が多いことに気づきました。
「悲しい曲が流れたら悲しいシーン」と理解する…。私たちは、映像と音楽に支えられて物語を追っているのかもしれません。

勝手にキャスティングする楽しみ

ここで思い出したのが、本を読むときの自分のクセです。
原作を読むとき、頭の中で「勝手にキャスティング」してしまうんです。
この役は誰、それを演じるならこの俳優…と妄想するのが楽しい。

そういえば父も、野球観戦のときに「勝手にスタメンオーダー」を組んでいました。
人って昔から、自分なりの補助を加えて楽しむ工夫をしてきたんだなと気づきます。

AIが変える映像体験

ではこれからはどうでしょう。
AIの技術が進めば、吐息まじりのセリフも自動でクリアな音声に変換できるようになるはずです。
さらには、字幕がなくてもリアルタイムで「聞きやすい声」に置き換えてくれる未来も想像できます。

もっと言えば、観る人によって声の聞こえ方を変えたり、表情を強調して補ってくれたり…。
そんな時代が来れば、私のように「字幕がないと諦めてしまう」というストレスも解消されるでしょう。

これからの相棒はAI

人は昔から“補助”を頼りに楽しんできました。
表情やBGM、字幕や想像力。
そしてこれからは、その相棒がAIになるのだと思います。

たとえば、AIで言葉をはっきりさせたり、BGMと会話やCMと本編の音量を自動で調整してくれるテレビが登場するのも、そう遠くないかもしれません。

「聞こえない」「わからない」という不安を、「ちゃんと楽しめる」に変えてくれる。
そんな未来が待っているのなら、シニア世代の私にとっても心強い限りです。

それでは今日はこの辺で。
ごきげんよう!

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AIと二人三脚の還暦主婦
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AIと二人三脚でネット起業に挑戦中の還暦主婦です!

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