実家でお茶を飲んでいたら、母(86歳)がスマホに向かって頭を下げていました。
「こんにちは。ちょっとお尋ねしますが、大丈夫でしょうか」
……誰に!?
画面をのぞくと、GoogleのAI「Gemini」が開いている。でも母はそんなこと知りません。電話の相手に話すような丁寧さで、スマホに向かって挨拶しています。
ところが数分後には——
「なんでわからんのかなぁ!地図。地ー図!耳鼻科までの!なんで耳鼻科行くのに世界に行くのか!もう!!」
スマホ相手に本気のクレーム。リビングは一瞬で漫才会場になりました。
偶然の出会い
母によると、最初はまったく使うつもりがなかったそうです。
「なんか出てきたから触った」だけ。
画面に“Gemini”と出てきて、びっくりして声が出たら、スマホが反応した。
「え?しゃべれるの?」と思った母は、試しに丁寧な言葉で話しかけたそうです。
会話にならない会話
母の話し方は完全に“電話”。
「こんにちは。ちょっとお尋ねしますが、大丈夫でしょうか」から始まり、返事をじっと待つ。
でもGeminiは間をおかずにサッと返すので、母の会話がぶつ切りに。
「しょっちゅう話の腰を折るな!」とAI相手にブチギレ。
さらに「耳鼻科までの地図を出して」と言ったのに、出てきたのは世界地図。
「おちょくっとるんか!」と母、大爆発です。
娘(私)の登場
結局、横で私が検索を引き継ぐ羽目に。
Googleでパッと調べて耳鼻科の場所を見せても、母はGeminiとまだケンカ中。
本人いわく、「なんや知らんけど、あるからやってるだけ」。
好奇心の塊です。
今日の学び
AIの正体を知らなくても、怖がらず触ってみる母の姿勢にはちょっと感心しました。
思えば、私も最初はAIに尻込みしていたなあ。
まとめ
今日も母はGeminiと格闘中。私も負けじとAIを使いこなせるようになりたい。
皆さんはどのくらいAIを使えてますか?
では、ごきげんよう!
コメント